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SQL基礎

レコード追加

テーブルにレコードを追加するSQLについて説明します。
レコードの追加は、値を指定する方法と他のテーブルのレコードから追加する方法があります。

値を指定してレコード追加

値を指定すると1件のレコードが追加されます。

INSERT INTO テーブル名 (フィールド名1, フィールド名2, ・・・, フィールド名n)
VALUES (値1, 値2, ・・・, 値n);
レコードの追加にはINSERT文を使用します。
特定のフィールドのみに値を追加する場合はフィールド名を指定しなければいけませんが、すべてのフィールドに値を指定する場合はフィールド名の指定を省略することができます。
INSERT INTO T商品 (商品コード, 商品名, 単価)
VALUES ("A0019", "ニット茶", 4,800);
[T商品]テーブルに1レコード追加されました。
point
値を指定するときは条件と同じでデータ型によって記述方法が異なります。
指定したフィールド数と値の個数が異なるとエラーになります。

他のテーブルからレコード追加

他のテーブルから複数のレコードを追加できます。

INSERT INTO テーブル名 (フィールド名1, フィールド名2, ・・・, フィールド名n)
SELECT (フィールド名1, フィールド名2, ・・・, フィールド名n)
FROM 他テーブル名;
レコードの追加にはINSERT文を使用します。
追加するテーブルと他のテーブルの構造が同じ場合はフィールド名を省略し、SELECT * を使用できます。
他のテーブルに条件を指定して特定のレコードのみを追加することもできます。その場合、並べ替えと同様にして条件を指定します。
複数のテーブルを元にレコードを追加することもできます。その場合、テーブルの結合と同様にして他テーブルを結合します。
INSERT INTO Tメールリスト (顧客ID, 氏名, メールアドレス)
SELECT (顧客ID, 氏名, メールアドレス)
FROM T顧客;
[Tメールリスト]テーブルにT顧客テーブルからレコードが追加されました。
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