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SQL基礎

レコードの選択(取得)

データの基本的な操作であるレコードの選択について説明します。
クエリオブジェクトの種類は選択クエリです。
テーブルからレコードを取得するSQLでは以下のことができます。

・すべてのフィールドを取得
・指定したフィールドのみ取得
・フィールド名を別名にする
・重複した値を除外する

すべてのフィールドを取得

テーブルからすべてのフィールドを含むレコードを選択するSQLです。

SELECT * FROM テーブル名
[*(アスタリスク)]はすべてのフィールドを指定するときに使用します。
下のSQLを実行します。
SELECT * FROM T顧客;
[T顧客]テーブルからすべてのフィールドを含むレコードを選択できました。

指定したフィールドを取得

テーブルから特定のフィールドを指定してレコードを選択するSQLです。

SELECT フィールド名1, フィールド名2, ・・・, フィールド名n FROM テーブル名
フィールドを[,(カンマ)で]区切って指定します。
下のSQLを実行します。
SELECT 氏名, メールアドレス FROM T顧客;
[T顧客]テーブルから氏名とメールアドレスフィールドを指定してレコードを選択できました。

フィールド名を別名にする

テーブルから特定のフィールドのフィールド名を変えて選択するSQLです。

SELECT フィールド名1 AS 別名1, フィールド名2 AS 別名2, ・・・, フィールド名n AS 別名n
FROM テーブル名
フィールド名の後に[AS]を付けて別名を指定します。
下のSQLを実行します。
SELECT 氏名 AS なまえ, メールアドレス AS メアド FROM T顧客;
[T顧客]テーブルから氏名とメールアドレスフィールドの名前を変えてレコードを選択できました。

重複した値を除外する

テーブルから特定のフィールドの重複した値を除外して選択するSQLです。
指定したフィールドに同じ値を持つレコードが複数あるテーブルから一意のレコードを選択することができます。

SELECT DISTINCT フィールド名1, フィールド名2, ・・・, フィールド名n FROM テーブル名
SELECTの後に[DISTINCT]を付けます。
下のSQLを実行します。
SELECT DISTINCT 都道府県 FROM T顧客;
[T顧客]テーブルに含まれる固有の都道府県を選択できました。
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